1) 回転ステージの高さを渦電流センサで直接検出しピエゾ・アクチュエータを制御するアクチュエータ、センサ分離方式を採用したこと。
これはピエゾ・アクチュエータにとって回転ステージの負荷は重く、これを回転に同期させて高速で制御するとなるとピエゾ・アクチュエータの先端部分で弾性歪が生じ、ピエゾ・アクチュエータの伸びそのものを制御しても回転ステージそのものを位置制御することにならず、好結果が得られなと考えられた。 |
2)コストを下げるため、変位センサに静電容量センサの代わりに、渦電流センサを採用したこと。
この際、弊社取扱い低価格高分解能渦電流センサ(測定レンジ500μm、応答周波数:1kHz、分解能:40nm)が役に立った。 |
3)サーボユニットのPIパラメータの調整をユーザのシステムに弊社のピエゾ位置決めシステムを組み込んだ後、最適な値に調整し、高速応答を可能にしたこと。 |

図3.弊社担当範囲のシステム・ブロック図 |